命もいらず、名もいらず官位も金もいらぬ人は仕末に困るものなりこの仕末に困る人ならでは艱難を共にし
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【名言名句の辞典】 3人間 > 人間とは何か?
【名言名句】
命もいらず、名も
いらず官位も金もいらぬ人は仕末に困るものなりこの仕末に困る人ならでは艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり
【解説】
社会的な、世俗的な欲望のない人はいないが、この世の名利に動かされない人がいたら、国政を任せても安心であろう。名誉欲も金銭欲もなければ、何にも動かされず、国家のため、人のためという自分の信念によって行動するだけだ。
【作者】西郷隆盛
【生没年】1827~77
【職業】政治家
【出典】『西郷南洲遺訓』
【参考】西郷隆盛自身、無欲な人であったが、維新後のさまざまなひずみの中で不満を抱くようになった薩摩藩の士族に推されて西南戦争を起こし、敗死した。一時は賊軍の将として官位を奪われたが、のち、黒田清隆の努力や明治天皇の直々の働きかけもあって一八八九年に大赦で赦され、正三位を追贈された。その九年後の一八九八年、上野公園に西郷隆盛の像が建立されている。
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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