人生は何事をもなさぬにはあまりに長いが何事かをなすにはあまりに短い
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【名言名句の辞典】 1人生 > 豊かに生きる
【名言名句】
人生は何事をもな
さぬにはあまりに長いが何事かをなすにはあまりに短い
【解説】
中島敦の代表作『山月記』の中で、主人公が自分の挫折を自嘲していう言葉。何の目的もなく漠然と過ごすのであれば人生は長いものだが、志を遂げようとするにはあまりにも短い。中島敦自身、三十三歳で夭折した。成し遂げられなかったことへの痛切な思いでもあったのだろう。
私たちが、ある年齢に達すると、月日のたつのが早く感じられてくるようになるのは、この戒めをだれもが、無意識にもっているからだろうか。
【作者】中島 敦
【生没年】1909~42
【職業】作家
【出典】『山月記』
【参考】『山月記』は、自負心と名声や金銭への野心に心を食いつぶされた青年が妄執ゆえに虎に変身し、なお執着を捨てきれない悲哀を描いている。
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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