花の命は短くて苦しきことのみ多かりき
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【名言名句の辞典】 1人生 > 豊かに生きる
【名言名句】
花の命は短くて
苦しきことのみ多かりき
【解説】
「花」は恋愛をたとえたものとも、人生そのものをたとえたものともいわれている。恋愛にしろ、人生にしろ、その花咲くときは短くて、しかも苦しいことばかりだという。貧しいときにも売れっ子になってからも、わが道をがむしゃらに駆け抜けていった林扶美子の、これが本音だったのだろうか。そう思うと、いっそう感慨深い言葉である。
しかし、いまでは「花の命はけっこう長い」という言葉もある。
【作者】林 芙美子
【生没年】1903~51
【職業】作家
【参考】林芙美子は、故郷の尾道高女を卒業後上京、銭湯の下足番、工員、カフェの女給などを転々としながら詩や童話を書いた。『放浪記』は、そんな半生を下敷きに貧苦や屈辱に耐えてけなげに生きる主人公の姿を日記風につづった作品で、ベストセラーとなった。彼女は何人かの男と同棲を繰り返すが、生きることと同様、恋愛に対しても一生懸命だった。
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【この辞典の書籍版説明】
「名言名句の辞典」現代言語研究会 |
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