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自動車保有台数
【じどうしゃほゆうだいすう】

道と路がわかる事典7章 乗り物についての豆知識 >

明治三二年にわが国に自動車が導入されて以来、車の保有台数は毎年着実に増加していった。それでも昭和二〇年の自動車保有台数二輪車および小型特殊車両は除く)は、全国でまだ一四万台にすぎなかった。現在、全国一少ない鳥取県でも、四一・九万台の自動車を保有しているのだから、当時の日本がいかに車の少ない国だったかがわかる。アメリカはすでに、一世帯一台の時代であった。
だが、わが国も敗戦の痛手から立ち直ってからというもの、車の普及はめざましく、昭和二五年には三五・八万台、三〇年には九二・二万台、三五年は二三〇万台。この頃からモータリゼーション始まり、昭和四〇年には七二四万台にまでなった。四五年(一八一六万台)、五〇年(二八三七万台)、六〇年(四五一五万台)、そして平成一〇年には七〇〇〇万台をも突破した。一世帯に一台以上の車を所有している計算になる。
自動車は乗用車より貨物車の増加が顕著で、昭和四〇年頃まで、貨物車は絶えず乗用車の三~四倍の保有台数を維持していた。だが、その後両者の差はジリジリと縮まり、昭和四五年にはついに乗用車(九二四万台)が貨物車(八八七万台)を抜き、一気にその差を拡大した。平成一二年時点では、乗用車は貨物車(二〇〇〇万台)の二・五倍以上(五一四六万台)を記録するまでになった。それだけ車が、一般家庭にまで浸透し、生活必需品になったという表われである
都道府県別の保有台数は、東京都が当然一位だと思うだろうが、人口では東京、大阪、神奈川に次いで四位の愛知県が全国一位で、四四五万台を保有。二位が東京都(四一八万台)、三位神奈川県(三五七万台)、四位大阪府(三五五万台)、五位埼玉県(三五〇万台)の順である


日本実業出版社
「道と路がわかる事典」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

直線道路  人工河川  道路の通称名  

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【この辞典の書籍版説明】

「道と路がわかる事典」浅井 建爾

道を切り口に日本を旅する楽しみに出会う本。身の回りの生活道路の不思議から、古道の歴史、国道や高速道路、橋やトンネル、乗り物まで道と路に関する知識が満載。

出版社: 道と路がわかる事典[link]
編集: 浅井 建爾
価格:1620
収録数: 255274
サイズ: 18.6x13.4x2cm
発売日: 2001年11月
ISBN: 978-4534033154