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橋②
【はし】

道と路がわかる事典6章 橋とトンネルの雑学 >

橋についての明確な定義はないが、わが国では一応長さ2m以上のものを橋とみなしている。橋の種類と一口にいっても、用途や材料、構造などによってさまざまな分類法がある。橋の用途による分類としては道路橋、鉄道橋、水路橋、歩道橋、それにこれらの併用橋がある。橋の材料によっては木橋、石橋、鋼橋、鉄筋コンクリート橋、合成橋などがある。
橋床の位置により上路橋、中路橋、下路橋、二重橋などがあり、橋が動くかどうかによって、固定橋と可動橋がある。そして、橋桁の構造からみた分類としては、桁橋、トラス橋、斜張橋、アーチ橋、ラーメン橋、吊橋などがある。それぞれに長所と短所があり、橋の用途や長さ、建設費などを考慮してどの構造の橋にするかが決められる
ところでラーメン橋とはいかにも風変わりな名称である。さて、どんな橋をいうのだろうか。ラーメンラーメンでも食べるラーメン、すなわち中華そばのことではない。ラーメンはドイツ語で「鋼節骨組」のこと。すなわち、主桁と橋脚とを強固に組み合わせて一体化させた構造の橋をいうのだ。高速道路を跨ぐ橋など、ごく一部で見られる程度で、あまり一般的な橋ではない。
トラス橋は、三角形をいくつも組み合わせた骨組の橋だ。斜張橋は吊橋の一種で、支点となる塔(主塔)から斜めに張ったケーブルで橋桁を吊ったものである。美観に優れていることから最近増えつつある。
橋で最もポピュラーなのが桁橋である。橋脚で支えられた桁に、板などを敷いた構造の橋で、材料により木桁、鉄筋コンクリート桁、鋼桁、合成桁などがある。建設費が比較的安いことから最も多く採用されており、国道に架かる橋の八〇%以上はこの桁橋である


日本実業出版社
「道と路がわかる事典」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

直線道路  人工河川  道路の通称名  

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【この辞典の書籍版説明】

「道と路がわかる事典」浅井 建爾

道を切り口に日本を旅する楽しみに出会う本。身の回りの生活道路の不思議から、古道の歴史、国道や高速道路、橋やトンネル、乗り物まで道と路に関する知識が満載。

出版社: 道と路がわかる事典[link]
編集: 浅井 建爾
価格:1620
収録数: 255274
サイズ: 18.6x13.4x2cm
発売日: 2001年11月
ISBN: 978-4534033154