仲秋の名月
【ちゅうしゅうのめいげつ】
【暦の雑学事典】 5章 季語と年中行事の雑学 > 長月
仲秋は三秋(初秋・仲秋・晩秋)の中の月で中秋とも表わす。旧暦八月の異称である。
中国では旧暦八月の望(満月)の日を、中秋節・八月節と呼び、菓子や果物を月に供える風習があった。月餅は中秋節の供物である。
日本でも古くから月見団子を供えて十五夜の月を愛でる風習があった。日本では旧暦九月一三日にも月見をする。これは「十三夜」あるいは「後の月」と呼ばれ、中国にない風習である。収穫祭を兼ねて里芋や豆を供える地方もある。これを芋名月、豆名月という。東北地方では八月の十五夜を豆名月、九月の十三夜を芋名月と呼び、西日本では逆に、八月の十五夜を芋名月、九月の十三夜を豆名月と呼ぶところが多いという。
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「暦の雑学事典」吉岡 安之 |
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