三伏
【さんぷく】
【暦の雑学事典】 5章 季語と年中行事の雑学 > 文月
三伏は中国の陰陽五行説によるもので、夏至のあとの第三の庚の日を初伏、第四の庚の日を中伏、第五の庚の日を末伏とする。木・火・土・金・水の五行をあてはめると、夏は火、庚や秋は金となり、火気を恐れて金気が伏蔵する(隠れる)ので三伏の日は暑いと説明される。
庚の日は一〇日ごとにめぐってくるので三伏の日は一定しない。年によって異なるが、およそ七月中旬から八月中旬が三伏の期間となる。この期間内には二十四節気の大暑(七月二三日頃)が含まれる。猛暑、極暑、炎暑などは、三伏にかわる時候の言葉といえる。
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「暦の雑学事典」吉岡 安之 |
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