夏越の祓
【なごしのはらえ】
【暦の雑学事典】 5章 季語と年中行事の雑学 > 水無月
年末の大掃除は、宮中の大祓という行事に由来する。宮中の大祓は陰暦六月、一二月の晦(月末)に行なわれ、年末の一二月は年越しの祓、六月は夏越の祓と呼ばれた。民間の大掃除とは違って、災厄やけがれを払い清めることを目的とした宗教行事で、水無月祓・夏祓などと呼ばれ、各地の神社で行なわれる。
たんに禊とも呼ばれる。禊の語源は、身体のけがれを水に流しさる「身そそぎ」といわれる。「風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける」(藤原家隆)という『小倉百人一首』の歌にある「みそぎ」とは夏越の祓のことである。
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【この辞典の書籍版説明】
「暦の雑学事典」吉岡 安之 |
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