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夏越の祓
【なごしのはらえ】

暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 水無月

 年末の大掃除は、宮中の大祓という行事に由来する。宮中の大祓は陰暦六月、一二月の晦(月末)に行なわれ、年末の一二月は年越しの祓、六月は夏越の祓と呼ばれた。民間の大掃除とは違って、災厄やけがれを払い清めることを目的とした宗教行事で、水無月祓・夏祓などと呼ばれ、各地の神社で行なわれる。
 たんに禊とも呼ばれる。禊の語源は、身体のけがれを水に流しさる「身そそぎ」といわれる。「風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける」(藤原家隆)という『小倉百人一首』の歌にある「みそぎ」とは夏越の祓のことである


日本実業出版社
「暦の雑学事典」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

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【この辞典の書籍版説明】

「暦の雑学事典」吉岡 安之

-知っているとちょっと楽しい知識を満載!ミレニアムの意外な秘密がわかる。暦の歴史をたどり、ルーツを探る。いまに生きる旧暦の数々がわかる。さまざまな時計の歴史と科学を紹介。身近な暦の話題から歳時記まで暦の蘊蓄が盛りだくさん。

出版社: 暦の雑学事典[link]
編集: 吉岡 安之
価格:1404
収録数: 198221
サイズ: 18x13x1.8cm
発売日: 1999年12月
ISBN: 978-4534030214