恵方詣
【えほうまいり】
【暦の雑学事典】 5章 季語と年中行事の雑学 > 睦月
正月の神である歳徳神がいる方角を恵方といい、その方角にある神社仏閣を年初に参詣することを恵方詣という。
陰陽道では方位に十干を配当した(たとえば甲は寅卯の方角=東北東)。また十干は陽干(甲・丙・戊・庚・壬)と陰干(己・辛・癸・乙・丁)に分けられ、徳は陽干(エ=兄)に生じ、陰干(ト=弟)には徳がないとしたため、陰干の年は陽干の方角に置きかえられた。たとえば己(つちのと)の年は甲(きのえ)の方角である寅卯に歳徳神がいるとされる。エの方角だから兄方といい、縁起をかついで恵方とも表わされたが、まったく科学的根拠のない迷信である。
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【この辞典の書籍版説明】
「暦の雑学事典」吉岡 安之 |
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