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虚弱体質のタイプ④
【きょじゃくたいしつのたいぷ】

東洋医学のしくみ3章 「証」による診断と治療 >

◆症状
□頬が赤く、のどに乾燥感がある
□夕方から夜間にかけて微熱が出やすく、寝汗をよくかく
□手のひらや足裏にほてりを感じる
□不眠、または夢が多くて熟睡できない
□痩せている
□温まったときや夜間に具合が悪くなりやすい
□舌の色は赤く、舌苔は少ない
□脈は細くて速い

漢方薬(中薬・方剤)
補陰剤、補陰薬

◆飲食物(性味)
「甘」と「酸」の味のものを合わせて飲食するとよい。「辛熱」のものは控える

◆ツボ
・三陰交(内くるぶしから指4本分上の位置で、骨より指1本分アキレス腱寄りのところ)
・腎兪(肋骨の一番下の部分の線上で、背筋の盛り上がっている頂点)
・復溜(アキレス腱の前で、内くるぶしより親指2本分上)

その他の養生法
血虚体質に準じる。そのほか深夜の活動は控える


【全体的な注意点:漢方薬
 代謝障害体質に用いる漢方薬を長期間使うときは、漢方薬自体が正気を消耗させるおそれがあるので、補剤を併用する必要がある(理気剤・理気薬には補気薬。活血剤・活血薬には補血薬または補気薬。 痰剤・ 湿剤には補気薬など)。最近では「血液サラサラ」という言葉が流行して、ウコンなどを健康食品として用いるケース目立つが、これらは活血薬に属するので、やはり日常的に長期連用する場合は注意が必要である


日本実業出版社
「東洋医学のしくみ」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

ミクロの医学とマクロの医学  補法、瀉法  マクロの医学  

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【この辞典の書籍版説明】

「東洋医学のしくみ事典」関口善太

ともすれば怪しげなイメージがあり、本来の療法とは根拠の薄い健康本が多い中、東洋医学の病理観から気血津液、証などを正しく教える入門書。漢方薬・経絡マッサージなどの実用面もやさしく解説。医療関係者ほか、健康を本気で考える人にぜひ読んで欲しい一冊。

出版社: 東洋医学のしくみ[link]
編集: 関口善太
価格:1620
収録数: 115179
サイズ: 20.8x14.8x1.6cm
発売日: 2003年7月
ISBN: 978-4534036179