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病気が起こるメカニズム
【びょうきがおこるめかにずむ】

東洋医学のしくみ2章 東洋医学ではこう考える >

◆病気が起きる4つのメカニズム
 東洋医学では、人体の基本的な構成要素である「気・血・津液」に何らかのトラブルがあったときに病気が起こると考えます。ですから、どんな病気でも元をたどれば「気・血・津液」の異常に行きつくのです。この異常が起こす病気のメカニズムは、次の4つに大別されます。
気血失調
邪正盛衰
陰陽失調
臓腑経絡の失調


◆複数の視点で病気をとらえる
 以上の4つは、「~という病は臓腑の失調から起こる」「~は陰陽の失調から」というように、病気の原因を限定するものではありません。
 4種のどれかだけで起こる病気もありますが、この4つは、ある症状の正体を知るための視点と考えるといいでしょう邪正盛衰の視点で考えれば正気の不足、陰陽失調で見れば陽の過多というふうに、複数の視点から見ていくのです。


日本実業出版社
「東洋医学のしくみ」
JLogosID : 14820744


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【この辞典の書籍版説明】

「東洋医学のしくみ事典」関口善太

ともすれば怪しげなイメージがあり、本来の療法とは根拠の薄い健康本が多い中、東洋医学の病理観から気血津液、証などを正しく教える入門書。漢方薬・経絡マッサージなどの実用面もやさしく解説。医療関係者ほか、健康を本気で考える人にぜひ読んで欲しい一冊。

出版社: 東洋医学のしくみ[link]
編集: 関口善太
価格:1620
収録数: 115179
サイズ: 20.8x14.8x1.6cm
発売日: 2003年7月
ISBN: 978-4534036179