病気が起こるメカニズム
【びょうきがおこるめかにずむ】
【東洋医学のしくみ】 2章 東洋医学ではこう考える >
◆病気が起きる4つのメカニズム
東洋医学では、人体の基本的な構成要素である「気・血・津液」に何らかのトラブルがあったときに病気が起こると考えます。ですから、どんな病気でも元をたどれば「気・血・津液」の異常に行きつくのです。この異常が起こす病気のメカニズムは、次の4つに大別されます。
■気血失調
■邪正盛衰
■陰陽失調
■臓腑経絡の失調
◆複数の視点で病気をとらえる
以上の4つは、「~という病は臓腑の失調から起こる」「~は陰陽の失調から」というように、病気の原因を限定するものではありません。
4種のどれかだけで起こる病気もありますが、この4つは、ある症状の正体を知るための視点と考えるといいでしょう。邪正盛衰の視点で考えれば正気の不足、陰陽失調で見れば陽の過多というふうに、複数の視点から見ていくのです。
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【この辞典の書籍版説明】
「東洋医学のしくみ事典」関口善太 |
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ともすれば怪しげなイメージがあり、本来の療法とは根拠の薄い健康本が多い中、東洋医学の病理観から気血津液、証などを正しく教える入門書。漢方薬・経絡マッサージなどの実用面もやさしく解説。医療関係者ほか、健康を本気で考える人にぜひ読んで欲しい一冊。 |
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東洋医学のしくみ[link] |