惑星
【わくせい】
【雑学大全2】 自然 > 宇宙
惑星の定義が新しくなり、太陽系の惑星が一つ減って八個になった。「太陽の周りを回る」「十分大きな球形で」「同一軌道上に他の天体がない」天体を惑星としたために、冥王星が惑星から漏れてしまったのだ。それでは、「惑星」という名称は何に由来しているのだろう。惑星自体は、それぞれ同一軌道を同じような動きで太陽を回っている。しかし、それはあくまで太陽を中心として惑星を見た場合のことだ。地球から惑星を観測した場合には、地球以外の各惑星の動きは、不規則に動いているように見える惑星の動きが不規則に見えるおもな理由は、いっぱんに太陽から遠い惑星ほど太陽を回るスピードが遅くなるから。たとえば、地球から火星を観察した場合、内側を回る地球のほうがスピードが速いので、火星を追い抜くことがある。そのとき、一時火星が逆向するように見えるのである。天動説が主流だった頃、星座を形づくっている夜空の星々が同じような位置関係で大空を移動していくのに、いくつかの星だけが不規則な動きをするのがたいへん不思議に見え、「星が惑っている」ととらえたのである。このことから日本では「惑星」と名づけられたのだ。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
|
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
|
出版社:
雑学大全2[link] |