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ブラックボックス
【ぶらっくぼっくす】

雑学大全2自然 > 宇宙

痛ましい飛行機事故が起きたとき、その原因の究明のために登場するのが「ブラックボックス」だ。すべての飛行記録を残す装置で、機体には必ず搭載されている。このブラックボックスには二種類のレコーダーが収められており、一つは、コックピットボイスレコーダー(CVR)、もう一つはフライトデータレコーダー(FDR)である。実際の事故のときには、これらの記録によって事故の解明がされるというわけである。CVRはコックピット内の会話や管制機関との交信内容を記録しておくもので、三〇分のエンドレステープが使われていて、常に最後の三〇分の会話を記録している。FDRでは、実際の機体の記録として、高度、大気速度、機首方位、垂直加速度、時間などの具体的データが連続で二五時間記録できるようになっている。この二つの装置は、事故で飛行機が破壊され大火災になっても内容が確実に保存できるようにと、特別な衝撃や熱に強いカプセルに収納されている。そのカプセルは、一〇〇〇Gの衝撃にも〇・〇一一秒間耐えることができ、どこかの海などに沈んでしまっても、三〇日間は超音波信号を発し続けるようになっているため、飛行機どんなことがあっても見つかるようになっているのだ。さて、そのカプセルは「ブラックボックス」という名前なのだから、黒い箱みたいな形なのかと思うところだろう。しかし、その外観は意外に派手で、オレンジ色や赤色が多い。黒い色では捜索がしづらく発見が遅れてしまう。そこで目立つにしているというわけだ。


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


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雑学大全2

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【この辞典の書籍版説明】

「雑学大全2」東京雑学研究会

浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。

出版社: 雑学大全2[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000728
サイズ: 25.6x18.4x3.6cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487801305