時計
【とけい】
【雑学大全2】 生活 > モノ
「クオーツ時計」は、ゼンマイ式時計とどこが違うのだろうか。クオーツ時計の「クオーツ」とは、「水晶」のことである。水晶は、外力が加わると電圧が発生し、電圧を加えると外形がゆがむ性質を持っている。これを圧電現象といい、この性質を持っている物質を圧電体という。つまり水晶は圧電体であり、交流電圧をかけると一定の周期で規則正しく振動する。これを応用し、水晶を小さな音叉のように加工した水晶振動子をモーター駆動の時計装置に組み込んだのが、一九二七年に開発されたクオーツ時計なのである。水晶振動子の振動周波数は二の一五乗=三万二七六八ヘルツ。つまり、三万二七六八回振動すると一秒ということになる。クオーツ時計は、この信号を内蔵モータに送って秒針を動かしているのだ。デジタル表示のクオーツ時計の場合も、なかでやっていることはまったく同じで、このアナログ信号を電気信号に変えて、液晶画面で表示をしている。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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