東京ディズニーランド
【とうきょうでぃずにーらんど】
【雑学大全2】 地理 > 場所
リピーターが多いことでも知られる東京ディズニーランドを経営しているのは「オリエンタルランド」という会社だ。このオリエンタルランド、誰でも知っているテーマパークを経営している割に、その実態はあまり知られていない。実は、このオリエンタルランドは、私鉄の「京成電鉄」の関連会社なのである。そもそも、なぜ「京成電鉄」の関連会社が東京ディズニーランドを経営することになったかというと、昭和三〇年代にまで話はさかのぼる。ある千葉の実業家が、浦安一帯を埋め立てて遊園地をつくろうとしたが、そのため必要な莫大な資金を用意できずに、事業は頓挫しかけた。そこで、事業を引き継いでもらえないかと話を持ちかけたのが京成電鉄だった。京成電鉄は千葉に路線を持っていたので、遊園地開発が乗客数の伸びにも役立つと考えた川崎千春社長の決断で、遊園地創設事業を引き継ぐことになった。この遊園地づくりのために、新たにオリエンタルランドを設立したのが一九六〇(昭和三五)年のこと。四年後の一九六四(昭和三九)年から本格的な浦安の土地開発がはじまった。つまり、オリエンタルランドは、もともとはディズニーとは縁のない会社だったのだ。ところが、一九七九(昭和五四)年に、ウォルト・ディズニー・プロダクションズ(現・ウォルト・ディズニー・カンパニー)とのライセンス契約に成功。その後は、東京ディズニーランドの開園と運営がこの会社の主業務となった。そしてオリエンタルランド設立から二三年後の一九八三(昭和五八)年、晴れて東京ディズニーランドは開園したのである。現在は東京ディズニーシーも含めた巨大な東京ディズニーリゾートを運営している。ちなみに、東京ディズニーランドの最寄り駅は、JR京葉線の舞浜駅。川崎氏の思惑ははずれ、自社の鉄道の利用者数はそれほど多くない。にもかかわらず、いまでも京成電鉄からはオリエンタルランドへの出向が続いているそうだ。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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