電話②
【でんわ】
【雑学大全2】 そーだったんだ! > 初めて・始まり
世界で初めて電話で話したのは、もちろん発明者のグラハム・ベルだ。実験中に希硫酸をこぼしてしまい、「早く来てくれ、ワトソン君」と階下にいた助手を呼んだのが第一声とされている。一八七六年三月一〇日のことといわれている。では、開業した電話で初めて話をしたのは誰だったのだろう。一般家庭にとりつけられた電話の第一号は、アメリカのマサチューセッツ州ボストンのコートストリート一〇九番地に住むチャールズ・ウィリアムズという人物の事務所で、サマービルにある自宅との二カ所に設置したのがはじまりという。一八七七年四月四日、世界最初の一般家庭の電話の会話は、自宅と事務所をつないだ回線でおこなわれたのである。実はこのウィリアムズという人物は、グラハム・ベルが開発したボックス型の電話機を製造しはじめた商売人だった。当然、まず自分が使ってみることで電話機を世に広めようとしたのだろう。その甲斐あってか、電話開設のわずか三カ月後には、ボストンの加入者数が八〇〇件にもなっていたという。その利便性はまたたく間に知れわたり、電話文化はアメリカ国内、そして海外へと普及していくことになった。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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