丁字路
【ていじろ】
【雑学大全2】 そーだったんだ! > 由来
アルファベットの「T」の字の形をしている交差点をさして「T字路」と呼ぶ。おそらく何の疑問も持たないで普段使っている。しかし、T字路は、アルファベットが日本に定着する前からあったはずである。実は、そこで使われていた言葉は「丁字路」なのだ。いまでも本当は丁字路と呼ぶのが正式である。たとえば道路交通法第二条五項に、交差点とは「十字路、丁字路そのほか二以上の道路が……」となっているから間違いない。いつからアルファベットを使って表現するようになったのかははっきりわからないが、丁字路のほうもそんなに歴史の古い言葉ではないようだ。世のなかで町並みが整備されはじめた江戸時代頃ではないかといわれている。「T」と「丁」。文字の形も読みも似ているので、時代とともに変化しても違和感がなかったのだろう。ちなみに英語でも丁字路のことは「T-junction」という。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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