面の皮
【つらのかわ】
【雑学大全2】 生活 > コトバ
日本語で「あの人は面つらの皮が厚い」とは、図々しいとか厚顔無恥であるといった悪い意味で使われる。ところが、アメリカに行くと、「面の皮が厚い」が褒め言葉になる。顕著な例が大統領選挙のときなどで、大統領になる資質の一つに「サイのように面の皮が厚い」ことが挙げられる。アメリカという大国を率い、その決定が世界に大きく影響をおよぼすような大統領という重責は、かなり肝っ玉がすわった人でないと務まらない。だから「サイのような面の皮の厚さ」が求められるわけだ。ちなみに人間の面の皮は、皮下脂肪を除いた場合、九カ月の赤ちゃんで〇・〇四ミリ程度。これが、成長するにしたがって、だんだん厚くなってくる。一五歳で〇・〇七ミリ、三五歳で〇・一ミリ程度である。人間、歳をとってくると、だんだんと厚かましくなるが、面の皮も確かに厚くなるようだ。また、人間の皮膚の厚さは体の部位によってもちろん違うが、最も薄いのは瞼で、最も厚いのは足の裏である。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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