爪
【つめ】
【雑学大全2】 ヒトの不思議 > 人体
爪の根元の部分にある半透明な白っぽい部分を、「爪半月」あるいは「ネイルマトリクス」という。この爪半月のあるなしが健康状態をあらわしているとはよくいわれる。これは、爪半月が、細胞をつくっている爪母(そうぼ)という部分から顔を出している新しい爪だから、それが見えないのは、再生機能が低下しており、体に故障があるという理屈からだ。しかし、爪半月のあるなしを健康のバロメーターにするには無理があるという。というのは、データをとってみると、健康な人でも爪半月が大きい人もいれば小さい人もいるし、年齢によってもバラバラなのだそうだ。確かに急な病で衰弱したり、栄養状態が悪くなったりすると、爪母の細胞分裂が影響を受けて爪半月が消えることがある。しかし、爪半月が急に見えなくなったからといって、必ずしも何かの病気にかかっているというわけではないという。とはいえ、「爪を見れば健康がわかる」といわれるほど医学では爪は重要なバロメーターだ。異常があれば、もちろん医者に行くべきだろう。ちなみに「夜に爪を切るとよくない」という俗信があるが、これも医学的なものではなく、「世を詰める(命を短くする)」からだとか、単に暗くて危ないからなど諸説ある。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
|
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
|
出版社:
雑学大全2[link] |