睡眠法
【すいみんほう】
【雑学大全2】 生活 > 健康
人は誰でも人生のおよそ三分の一を眠りに費やす。だから、睡眠は私たちの生活にとって非常に重要な意味を持つものである。そのため、いろいろな研究がされているが、二〇〇四年、約八時間程度の睡眠が、脳に最もよいひらめきを促すことがドイツ・リューベック大学のグループによる研究で明らかになったという。研究グループは、一八歳から三一歳の六六人の被験者に対し規則性のある数字のゲームをやらせ、ある隠された規則について、ひらめくかどうかを調べた。はじめに、このゲームを三回してゲームのやり方を学習したあと、①八時間寝たグループと、②八時間別のことをして起きていたチーム(夜間)と、③八時間別のことをして起きていたチーム(昼間)の三つに分けて、ゲームに一〇回ほど再挑戦してもらうという実験の結果を比べた。結果、その規則性を見抜いた人の割合は、①のグループでは五九・一パーセント、②と③のグループはともに二二・七パーセントだった。何が脳によい影響を与えているかというと、一時的に蓄えられた最初の学習の記憶が、睡眠中に再活性化されて記憶としてきちんと整理され、その過程で、それまでの記憶などとともに脳のひらめき力を促したのではないかとされる。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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出版社:
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