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スイス
【すいす】

雑学大全2地理 > 国・島・都市

永世中立国として有名なスイスは、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインに囲まれた内陸国である日本人には「スイス」、英語でも形容詞で使うときは「swiss」だから、もちろんスイスでも「スイス」と呼ぶのが普通なのだろう思いきや、この国で流通している切手やコインなどを見ると、どこにも「スイス」といったものが印刷されていない。実は、スイスのことを「スイス」と呼ぶのは、おもに外国人だけであるスイスの人々は、自分たちの国家のことを「ヘルヴェティア(Helvetia)」と呼ぶ。このヘルヴェティアはラテン語由来で、首都のベルン周辺に古くから住んでいたケルト系先住民族のことをさした名称である土地柄からもわかるように、スイスはもともと多民族国家で、公用語も、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語と四種類もある。したがって、スイスにはそれら四種類の言葉の正式名称があるのに加えて、それらを代表する一つのラテン語正式名称「Confoederatio Helvetica」があるのだ。スイスを略称にする場合に「CH」と書くのはそのためで、通貨であるスイスフランも略称は「CHF」である。これは、私たち日本人が自国のことを「ニホン」「ニッポン」と呼ぶが、外国人はそう呼ばないことを考えると、さして不思議なことではない。ちなみにスイスには、高額の一〇〇〇スイスフラン紙幣があることで有名だが、もちろん現在もある。二〇〇七年七月現在の為替は一スイスフランが一〇〇円ぐらいだから、一〇万円札ということになる。


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
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