data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

白殺し
【しろころし】

雑学大全2趣味 >

白だが真っ白ではなく、ほんのわずかに灰色または黄色がかったような白が「オフ・ホワイト」だ。この色は日本語で「白殺し」という。もともとは藍染めの職人用語で、白い布にちょっとだけ藍をかけて真っ白ではなくすることを「白殺し」と称した。だから、本来「白殺し」は淡い青がかった白となる。漂白された布やパルプからつくられた紙など天然素材そのままの白は真っ白ではなく、どちらかといえば黄がかった白である。これは赤や橙、黄といった長波長の光の色をわずかだが反射しているためであるそこで、短波長の光の色を補うために青系の色を心もち加えると、黄みがかりが弱くなり、見た目かなり真っ白に近い状態になる。藍染め職人はこのことを経験から知っており、白さを引き立てるために、ほんの少し青を加えるである。そういう意味で「白殺し」は白さを引きたてるための青みづけだったともいえるだろう。最近では、青みづけをより効率的におこなうために(つまり真っ白さをより引き立てるために)、青などの短波長の光の色を放射する蛍光増白剤が使われている。蛍光増白剤自体は無色または黄がかった色をしているのだが、紫外線によって青がかった光の色を放射する。洗濯洗剤や布、紙などにも使われており、蛍光灯などの下でYシャツなどが青がかって見えるのはそのためである


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

火元責任者  手のひらを太陽に  ヘノカッパ  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の個別アプリ】

雑学大全2

浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾アプリ。

【この辞典の書籍版説明】

「雑学大全2」東京雑学研究会

浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。

出版社: 雑学大全2[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000728
サイズ: 25.6x18.4x3.6cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487801305