時刻
【じこく】
【雑学大全2】 生活 > 乗り物
飛行機のコックピットにも、もちろん時計がある。しかし、国際線ともなれば、時差を超えて多くの国へと移動する。いったいその時計はどこの時刻を示しているのだろう。結論からいってしまうと、コックピット内は世界の標準時であるグリニッジ標準時に合わせてある。つまり、どこの国の上空を飛んでいてもイギリスの時間である。管制室も同様なので、常にコックピット内の時間と管制塔の時間はぴったりと合っている。時刻のチェックも互いに頻繁におこなわれて、しかもこの時刻確認は秒単位でもしっかりとおこなわれるという。グリニッジ標準時と日本の標準時の差は九時間。たとえば、実際に日本時間で午前一一時の場合、管制塔と飛行機のコックピットでは午前二時という真夜中の時刻をさしているというわけである。パイロットたちは時間には非常に神経質である。また、燃料の搭載量は、航続時間などによって決められているので、目的地の天候が悪く着陸が遅れるときなどは、燃料の残量と時間を気にしながら緊張しているという。ちなみに、時刻表に記載されている飛行機の出発時刻は、飛行機がどういう状態になった時刻をいうのかご存知だろうか。正解は、ターミナルの停まっているスポットから滑走路へ向けて機体が動き出したとき。つまり機体の車輪が動き出した瞬間が出発時刻として定められている。到着時刻もまた、機体が滑走路に着陸した瞬間ではなく、着陸後にターミナルのスポットに入って車輪が停止したときの時刻を到着時刻という。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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