コロンブス①
【ころんぶす】
【雑学大全2】 ヒトの不思議 > 人物
コロンブスといえば、「新大陸」を発見した英雄的な航海士のイメージが強いが、かげでは意外に二枚舌を発揮している。たとえば、第一回航海から帰ったとき、役人に宛てた手紙には、到達した土地からは黄金や香料、奴隷などがいくらでも好きなだけ手に入るかのように報告している。また、エスパニョーラ島(現・ハイチ島)を植民地として維持する費用を出してくれるように王と女王を説得するとき、コロンブスは、「この島の住民は数えきれないほど」「全住民に納税を義務づけた」と説明した。しかし、実際の住民はごく少数で、納税も長続きしなかった。こういったハッタリは、説得のために必要だったためもあるが、それだけでなく、彼にはもともと事実を誇張したり、ほらを吹くクセがあったらしい。しかも、彼は自分を侮蔑したり疑った者を攻撃せずにはいられない性格だった。彼の書簡や報告書には、必ず自分の悪口をいった者を非難する言葉が綴られており、そのため彼には敵が多かったという。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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