高校野球
【こうこうやきゅう】
【雑学大全2】 趣味 > スポーツ
日本の風物詩、高校野球。これには、春の選抜高等学校野球大会(春の甲子園)と夏の全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)がある。春夏連覇! というような高校も何年かに一度は出てきてニュースで話題となるが、さて、この春と夏の大会は何がどう違っているのだろうか。まず主催者だが、春は日本高等学校野球連盟(高野連)と毎日新聞社、夏は同高野連と朝日新聞社である。高野連は共通しているが新聞社が違う。だから民放テレビでは、春の甲子園は毎日放送系が、夏の甲子園は朝日放送系が制作、中継している。出場校は、春が選考委員会によって決められるのに対し、夏は地方大会で勝ち上がってきた高校だけである。春は、前年秋の新人大会を参考にして選考委員会が各地域ブロックから最大三二校を決定することになっている。そのため出場校が一校もない府県が生じてしまう一方、同じ府県から二校出ることもある。また、東京都と北海道だけはそれぞれ一地域ブロックとなっているため確実に一校は選出される。さらに、二一世紀枠で二校、明治神宮枠で一校、希望枠で一校という特別枠がある。二一世紀枠は部員不足などの困難を克服したチームから選ばれ、明治神宮枠は一一月におこなわれる明治神宮大会優勝校が所属する地域から、希望枠はそれ以外の補欠校から選ばれる。春はこのようにちょっとややこしいが、夏はわかりやすい。出場校は各府県から一校ずつと、北海道から二校(南北海道と北北海道)、東京都から二校(東東京と西東京)の合計四九校である。すべて六、七月におこなわれる地方大会で勝ち上がってきた各都道府県の代表校だ。もちろん、春も夏も甲子園ではトーナメント方式で頂点を決める。優勝旗は、春が紫紺の「大紫紺旗」、夏が深紅の「大深紅旗」である。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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