クローン羊
【くろーんひつじ】
【雑学大全2】 社会 > 社会
一九九六年にイギリスで誕生したクローン羊の「ドリー」。この名前はグラマラスなアメリカ人カントリー歌手、ドリー・パートンにちなんでいる。その理由は乳腺にあったのだという。ドリーは分化のすすんだ体細胞からクローンをつくるという、体細胞クローンで生まれた。哺乳類としては世界初の体細胞クローンである。このとき使われた体細胞が乳腺細胞だった。乳腺といえば、乳児に乳を与えるために必要不可欠な、哺乳類ならではの腺で、女性のほうが発達している。名前の由来となったドリー・パートンは一〇歳で歌手デビュー後、五〇年以上のキャリアを持つアメリカの国民的カントリー歌手で、セクシーな風貌でも人気が高い。とくに見るものを釘づけにするのは、その豊かな胸。そこにあやかって、乳腺細胞から誕生したクローン羊はドリーと名づけられたようだ。ドリーは一九九八年に第一子となる「ボニー」を出産。クローン羊であっても生殖が可能であることを証明した。翌年にはさらに三頭を出産している。しかし二〇〇二年、ドリーは六歳で死んでしまった。羊の平均寿命は一一歳?一二歳というから、早すぎる死である。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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