イルカ②
【いるか】
【雑学大全2】 生物の不思議 > 動物
イルカの胸びれは、一見、魚の胸びれのようにしか見えないが、そのなかには人間と同じ五本指の骨が入っている。背びれや尾びれには入っていないのに、胸びれだけに骨が入っているということは、もともとはイルカも陸で生活する哺乳類だった名残である。かつてイルカの祖先は、四本足で生活していたのだろう。それが水辺で貝や魚などを取って暮らすようになり、生活に必要なこととして泳ぎや潜水を覚え、やがて海に生息するようになったのではないかと考えられる。クジラも同じように哺乳類だが、やはり、かつての足が退化した骨格がある。そのためクジラが海岸の砂浜に乗り上げて動けなくなってしまう現象=ストランディングを、太古の昔、陸上で生活していたときの記憶がそうさせるのだという説をとなえる学者もいるくらいである。また、カワイルカの仲間は、いまは淡水に生活しているが、海からさかのぼっていったとされている。祖先は海の地層から発見されているのだ。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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