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足を洗う
【あしをあらう】

雑学大全2生活 > コトバ

本来は、あまりいいときではなく悪い世界との関係を断ち切るときに使う、「足を洗う」という言葉。最近では、悪行といわれるようなことではない場合にも、たとえば習い事をやめたり転職したりするときに、「もうフラダンスから足を洗うわ」とか「オレ、もう通信業界からは足を洗うよ」などと使われることもある。語源は、その昔インドの托鉢僧が行を終えて庵に帰り、まず、はだしの足を洗い清めてから信者に法話をおこなったことにはじまるという。これを英語で表現したい場合はどうなるのだろうか? 直訳して「I washed my feet.」といっても、単に「私は足を洗いました」というそのものの意味にしかならない。英語で同じような慣用句を探すと、「wash one's hands of」がそれにあたる。足を洗うのではなく、「手を洗う」という表現になっているのだ。英語圏では、悪いことに手を付けることを、悪事に染まったと考えて「手が汚れる」とする考え方がある。同じように手を含んだ慣用句では、「with clean hands」で「清廉潔白」という意味になる。また、「hand」には「やり方」、「手法」という意味があって、たとえば、「dirty hand」といえば、「汚いやり方」という意味になる。


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


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出版社: 雑学大全2[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000728
サイズ: 25.6x18.4x3.6cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487801305