朝立ち
【あさだち】
【雑学大全2】 ヒトの不思議 > 人体
朝、目を覚ましたときにムックリとペニスが勃起している「朝立ち」。男性なら誰でも経験したことがあるだろう。この現象は、男性特有のものと思っている人がほとんどではないかと思うが、実はそうではない。女性にも朝立ちは起きているのだ。女性の場合も、朝起きたときにはクリトリスが充血して拡大しているのである。男性のように、外からわかるわけではないし、本人も自覚がないので、気づかないだけなのである。しかも、朝だけではなく、一晩に何度も起こっている。「エッチな夢を見たから」というのは間違いで、男性も女性も、朝立ちは睡眠のメカニズムによるものである。睡眠は、約九〇分おきに深い眠りの「ノンレム睡眠」と、脳は起きているが体は眠っているという、浅い眠りの「レム睡眠」を繰り返すが、この「レム睡眠」のときに男性も女性も性器が充血するのだ。つまり、九〇分に一回のサイクルで、「朝立ち」と同じ現象が起こっているわけである。そして、男性の場合、夜眠っている間のことはわからないが、朝目覚めたときがレム睡眠の直後だった場合、これに気づくというわけである。「テントが張った」と、なかには若い証拠との思い込みをする人も多く、歓迎する男性も多いようである。女性は、朝目覚めると膣が愛液で潤っている(俗に「勃つ」に対して「濡れる」といわれる)ことがあり、朝立ちの代わりに濡れるのだと思っている女性もいる。しかし、これはどちらかというと夢精的な要素があり、性的な夢の影響も含まれるので、一概に朝立ちのメカニズムによるとはいい難いようだ。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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