国際捕鯨委員会
【こくさいほげいいいんかい】
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クジラ資源の保存と利用を図るための国際機関
全世界の大型クジラの適切な保存と有効な利用を推進するために、国際捕鯨取締条約に基づき1948年に設置された。日本は1951年に同条約に加盟している。
クジラ資源の保護を理由に、国際捕鯨委員会は、1986年から商業利用を目的とするクジラの捕獲を禁止した。これによって、クジラを食用としていた日本は大きな影響を受け、現在のところ、クジラ資源の多い南氷洋についてはミンククジラの調査捕鯨が認められているに過ぎない。
同じく条約に基づき設置された科学委員会は、クジラ資源の保存と持続的な利用に関する科学的な根拠を助言し、商業捕鯨の禁止を解除するかどうかの判断は毎年開かれる国際捕鯨委員会の総会で議論されている。
2002年5月に山口県下関市で開催された第54回の年次総会では、日本を中心とする捕鯨推進国とそれに対抗する反捕鯨国との間で、激しい応酬が繰り広げられた。
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