ういろう饅頭[栗山堂]
【ういろうまんじゅう】
【全国五つ星の手土産】 九州・沖縄 > 大分県
福沢諭吉を輩出した城下町・中津で、創業300余年の歴史を誇る栗山堂。菓子作りは刀鍛冶の副業として始めたものが本業になったというが、既に八代目。伝統を重んじた菓子を作り続けており、代表銘菓のういろう饅頭も、丁寧な手作業で作られる。蒸した米粉に砂糖とショウガ汁を加えてこね、ひと口サイズに切り分けて木型で成形し蒸し上げ、ケシの実をまぶして出来上がり。シンプルな素材と手法だけに気温や湿度が大きく影響するが、「先祖の味を守ることがいちばん大事」と慎重な調整を怠らない。
口当たりは、各地のういろう同様ねっとりして、甘みはほのか。ショウガの風味がよく効いているのが特徴だ。白と茶の2色があり、茶はこし餡入り。菊の花形も優美で、祝い事にも使われる。福沢諭吉にちなんだ本の形の福翁最中、中津城の石垣に想を得たサツマイモ蒸し菓子の石垣もちなど、郷土ゆかりの菓子も好評。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |