元祖朝鮮飴[老舗園田屋]
【がんそちょうせんあめ】
【全国五つ星の手土産】 九州・沖縄 > 熊本県
創業は天正年間(1573~92)というまさに老舗中の老舗。開祖・園田武衛門が創製した元祖朝鮮飴は、歴史的にも名高い銘菓だ。当初は長生飴といったが、熊本藩主・加藤清正の朝鮮出兵の際に寵用され、この名で呼ばれるようになった。藩主が細川氏に替わった後も厚遇され、幕府や朝廷へも献上。明治時代には大久保利通に「風味甘味にして、製法老熟の妙あり」と賞賛されたという。
一見したところでは、薄く白い餅菓子で、味わいも淡泊だが、かみしめていると、じんわりと旨みが広がってくる。製法は一家相伝。まず、もち米を水に浸けてひと晩寝かせ、翌朝石臼でゆっくりと挽く。それを釜に移して火を加えながら長時間練り、水飴と砂糖を加える。練り上がったら、箱に移し3日ほど寝かせて打ち粉をして切り分ける。一片は2×5.5㎝ほど。小さな銘菓に400余年の歴史が詰まっている。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【辞典内Top3】
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
|
料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
|
出版社:
全国五つ星の手土産[link] |