一○香[茂木一○香本家本店]
【いちまるこう】
【全国五つ星の手土産】 九州・沖縄 > 長崎県
中国から伝来した長崎の伝統銘菓・一口香は、佐賀の逸口香とともに中が空洞の珍しい菓子。茂木一○香本家は、弘化元年(1844)に一口香を作り上げ創業した榎市衛門を初代に、今の形を完成させた四代目の榎伝一郎の味を受け継いで、現在六代目。ほかと区別して一○香と表記するが基本的には同じ。ひと口食べたとたんに香ばしさが広がることから名づけられたその名にふさわしく、ぱりっと香り高い一品だ。
見た目は丸い焼き饅頭。製法は、小麦粉と水飴の生地に、黒砂糖、水飴、蜂蜜の餡を包み、白ゴマをつけて焼き上げる。生地は丸く膨れ上がり、同時に中の餡は溶け出して生地の内側にくっつき、中が空洞になるのだという。冷めると生地がぱりぱりになり、ねっとりした蜜餡とのコンビネーションが独特。このほか茂木ビワゼリーや饅頭、どら焼など名産のビワを使った菓子が揃い、いずれも人気がある。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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