さが錦[村岡屋]
【さがにしき】
【全国五つ星の手土産】 九州・沖縄 > 佐賀県
昭和3年(1928)、創業者の村岡卯平が佐賀駅前に村岡羊羹店として店を出したのが始まり。戦時中に砂糖の統制を受け一時休業したが、戦後すぐに再開。以来、多彩な和菓子を作ってきたが、風情ある創作菓子を多く発表することで知られる。
中でも、昭和46年に発売したさが錦は、構想と試作に4年の歳月をかけたという自慢の品。カステラ風生地に小豆や栗をちりばめ、それをチョコレートでつないで層にしたバウムクーヘンで挟んでいる。あっさりとした甘みにもコクがあって、洋の要素を巧みに取り込んだ新感覚の和菓子だ。佐賀県の伝統的な織物、佐賀錦をイメージしたという姿も楚々としながら雅。個包装タイプと棹物がある。このほか、佐賀藩主の家紋をあしらった最中の鍋島さま、佐賀に伝わる徐福伝説にちなんだ木の実入り餡の焼き菓子の徐福さんなども好評。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |