丸芳露[丸芳露本舗北島]
【まるぼうろ】
【全国五つ星の手土産】 九州・沖縄 > 佐賀県
北島は、元禄9年(1696)に数珠屋として創業。その後鍋島藩の御用商人となり、幕末には菓子匠に転身、南蛮菓子の製法を学んでボーロを作り始めた。ボーロとは、船員の保存食として日本に伝わったポルトガルの焼き菓子。伝来時はかたいクッキーのようなものだったが、明治時代に入って当家の八代目と九代目が、鶏卵を生地に加えるなど改良して現在の味と姿に仕上げた。改良されたボーロは佐賀の名物として大人気を博し、丸いボーロ=丸芳露と命名されて今日に至っている。
丸芳露は、気候に合わせて佐賀平野産の小麦粉を中心に5種類の粉をブレンドし、新鮮な卵を加えて焼き上げた素朴でシンプルなお菓子だが、口の中に広がる味わいは豊かで深い。ごまぼうろは、伝来当時のボーロを再現したものでカリッとした食感。花ぼうろはやわらかい焼き菓子で、アンズジャム風味が好評だ。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |