博多ぶらぶら[左衛門]
【はかたぶらぶら】
【全国五つ星の手土産】 九州・沖縄 > 福岡県
大きな目の、傘鉾を模したおばけ。福岡市民なら誰でも知っている博多ぶらぶらのキャラクターだ。昭和49年、新幹線の博多開通に合わせて誕生した餅菓子の博多ぶらぶらは、愉快なテレビCMもあって一躍評判になった。餅粉とうるち米を絶妙にブレンドした餅はやわらかく、からめたなめらかなこし餡との相性もよくて、優しい食感は飽きさせない。「シンプルなだけに嘘偽りのない商品を」と、よけいな添加物を使わず、しかも「おみやげとして少しでも日持ちするように」と工夫を重ねている。
創製者である左衛門二代目の田中治雄さんは、美味しさだけでなく楽しさも追求した。初代の田中三好は大正時代に人気浪曲師から興行師となって活躍したユニークな人物で、昭和4年(1929)天神で菓子屋を始めてからもさまざまな企画で評判を呼んだ。そうした遊び心のある大らかな精神は、今も受け継がれている。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |