一六タルト[一六本舗]
【いちろくたると】
【全国五つ星の手土産】 四国 > 愛媛県
タルトといえば一般に洋風焼き菓子を指すが、松山のタルトは餡入りのロールカステラとでもいうべき和洋折衷菓子。原点は、約350年前に松山藩主松平定行が長崎から持ち帰った、ポルトガル伝来のカステラの中にジャムが入った南蛮菓子タルト。これをヒントに定行が現在のようなタルトを考案したという。明治以降、菓子店にこの技術が伝わり、松山の名産品に。
名店として有名なのが明治16年(1883)創業の一六本舗。店名とともに代表名菓の一六タルトも、創業年の「16」にちなんでの命名だ。このタルト、伝統製法を継ぎつつも独自のこだわりで作り上げた一品。そのこだわりとは、四国特産の生柚子と最高級の白双糖を使用し、小豆の皮を取って餡の口当たりをなめらかに仕上げ、一晩寝かせて餡と生地をなじませる、などなど。一本一本手巻きして、食べやすいようにあらかじめ切り目を入れてある。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |