灸まん[灸まん本舗石段や]
【きゅうまん】
【全国五つ星の手土産】 四国 > 香川県
「こんぴらさん」の愛称で、江戸時代から四国の名所として多くの参拝客を集めた金比羅宮。この神社参道で、最も古い歴史を誇る店が、こんぴら堂だ。江戸中期の明和2年(1765)の創業時は麻田屋久八という旅籠で、旅の疲れを癒すためサービスで始めた脚へのお灸(もぐさ)が評判をとった宿だったという。その後、灸の代わりに、灸形の饅頭で疲れを癒してもらおうと創製したのが、以来参道いちばんの名物となった灸まんである。
地鶏の卵の黄身を使った上質の黄身餡をほっくりした生地で包んだ焼き菓子で、口の中でほろりと崩れる餡は、甘さを控えた上品な味わいだ。今上天皇と皇太子に献上されたが、二代続けての献上菓子は全国的にも極めて珍しいという。お灸を知らない世代の客には、丸みを帯びた形が愛らしいと好評。このほか、讃岐うどんの灸まんうどんも製造販売する。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |