阿わ雪[松琴堂]
【あわゆき】
【全国五つ星の手土産】 中国 > 山口県
慶応年間(1865~68)創業で、現在は六代目と七代目が暖簾を継承する松琴堂。代表銘菓の阿わ雪は、初代総理大臣の伊藤博文が「口中で消えゆく感じが春の淡雪のようだ」と愛した手作りの逸品。泡立てた卵白に寒天、砂糖を加えたもので、工程はシンプルだが、微妙なタイミングが味を左右する。製法は後継者ただ一人だけに伝えられる、一子相伝の極秘の技である。白くふわふわとしたこの不思議なお菓子は、婚礼の引き出物に用いられることも多いといい、確かに口にふくむと穏やかで品のよい甘みが広がって幸せな気分にしてくれる。冷蔵や冷凍で保存でき、それぞれ違った食感が楽しめる。
姉妹品に、阿わ雪を細かく切って表面にグラニュー糖をまぶし乾燥させた干菓子のささめゆき、阿わ雪を芯にして薄焼きカステラの皮で巻き、黒ゴマ入りの砂糖でコーティングしたゆきごろもがある。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |