とんど饅頭[虎屋本舗]
【とんどまんじゅう】
【全国五つ星の手土産】 中国 > 広島県
元和6年(1620)、兵庫で廻船問屋を営んでいた初代高田宗樹が、福山藩主水野勝成より吉津に土地を拝領し、菓子匠を開業。代表銘菓のとんど饅頭は、同8年、福山城築城の祝いに献上したお菓子を殿様が気に入られ、左義長(とんど)祭りにちなんで「とんど」と名付けられたと伝わる。中に白小豆餡が入った焼き菓子で、優しく上品な甘さの飽きのこない味だ。380年余りの長きにわたって親しまれてきただけあって、城下町の奥深い伝統を感じさせてくれる一品である。
とんど饅頭と並ぶ銘菓として有名なのが虎焼。江戸時代中期に八代目当主が、虎の模様に焼き上げたどら焼きを開発したのが始まりだ。こちらは、新鮮な卵とアカシヤ蜂蜜をふんだんに使用した生地に自家製のつぶ餡をサンドしたもの。姉妹品の洋風どら焼き虎ちゃんとともに、味には定評がある。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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