大手まんぢゅう[大手饅頭伊部屋]
【おおてまんぢゅう】
【全国五つ星の手土産】 中国 > 岡山県
天保8年(1837)に初代伊部屋永吉が創業。大手まんぢゅうは備前岡山藩主池田侯の寵愛を受け、茶会には必ず伊部焼の茶器とともに愛用されていたという。菓子名も、店が岡山城大手門の付近にあったことから池田侯が名付けたと伝えられている。
製法は、まず、良質の備前米を材料とした糀にもち米を加えて甘酒にしたものに小麦粉を混合し、発酵させて生地を作る。この生地で、北海道産の小豆を特製の白双糖で練り上げたこし餡を薄く包み蒸し上げるという、丹念で手間のかかったものだ。甘酒のコクが豊かな甘みとなって、まろやかな味に深みを増している。食後感も爽やかで、後を引く美味しさと好評。かたくなっても、油で揚げたりとろ火で焼いて食べれば、ひと味違った楽しみ方ができる。あっさりした口当たりの最中・もなみ、小豆そのものの風味が際立つ、つぶぞろいも評判だ。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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