煉羊羹[総本家駿河屋]
【ねりようかん】
【全国五つ星の手土産】 近畿 > 和歌山県
京都伏見で寛正2年(1461)、鶴屋の名で創業。徳川家康の十男・頼宣が駿河を治めた折その御菓子司となり、後に頼宣の紀州転封に従い和歌山に本店を。江戸時代前期に、将軍の息女・鶴姫が紀州徳川家に輿入れした際、鶴の名は恐れ多いと、店名を本家駿河屋に改称。歴史は550年にも及ぶ老舗中の老舗である。
代表銘菓の煉羊羹は余りに有名。室町期には紅羊羹で知られた店だったが、万治元年(1658)に製法を確立した元祖煉羊羹が、羊羹の代名詞ともいえる商品になった。しっとりとして弾力のある舌触り、しっかりした甘みは絶品。透き通るような紅色が特徴で、白小豆と天然色素がこの美しい色を出す。寒天と和三盆糖を用い、シンプルながら奥の深い味わいだ。煉羊羹に大納言を散りばめた夜の梅、大粒の栗入りの栗羊羹も定番で、各種サイズがある。季節の生菓子など雅な銘菓も多数揃う。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |