塩味饅頭[元祖播磨屋]
【しおみまんじゅう】
【全国五つ星の手土産】 近畿 > 兵庫県
明和年間(1764~72)に創業。嘉永6年(1853)に当時の店主・治三郎が、赤穂の海に沈む夕日を見て感銘を受け、汐見まん志うと名付けた饅頭を作り上げたのが始まり。塩で甘さを控えた餡を白砂糖と寒梅粉で包んだこの饅頭は、その独創的なことからたちまち人気を集め、次の代には赤穂藩の御用菓子となった。商人でありながら名字帯刀を許され、「利久」の名を授かったという。その後、赤穂藩の進言もあって塩味饅頭と改名し、現在まで受け継がれている。
餡に入れる塩の量は今でも店主とその家族にしか教えられておらず、秘伝である。口に入れるとほのかな塩の香りと餡の甘さがいっぱいに広がり、何とも上品な美味しさ。「利久」の名を冠した塩味もなか利久も、北海道産の厳選した小豆を炊き、良質の塩を加えて仕上げた人気商品だ。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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