けし餅[小島屋]
【けしもち】
【全国五つ星の手土産】 近畿 > 大阪府
かつて南蛮貿易が栄えていた堺では、珍しい産物が手に入ったが、室町時代にインドからもたらされたケシの実もその一つ。その実を元に考案されたけし餅一筋に、300年以上にわたって家伝の製法を守り続けているのが、延宝年間(1673~81)創業の、堺を代表する老舗菓子店・小島屋である。
茶の湯に用いられる和菓子として今もなお人気の高い一品だが、当時は珍菓としてもてはやされていたという。
ケシの実をびっしりとまぶした餅皮の中に上質な小豆餡が詰まっており、噛むとケシの実が口の中でぷちぷちと弾ける食感がたまらない。餡と皮、それにケシの実が一体となった美味しさは絶妙。いちばんの食べ頃は作りたてだが、餅皮がかたくなったら焼いて食べるのもお勧め。
ほかにも明治初期に建設された灯台を模した堺燈台もなかが好評だ。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |