岩おこしと粟おこし[あみだ池 大黒]
【いわおこしとあわおこし】
【全国五つ星の手土産】 近畿 > 大阪府
千石船の往来が盛んな長堀川河畔に文化2年(1805)創業。初代は、船底に溜まる大量の余剰な良質米を買い取って原料とし、おこし作りを始めたという。おこしは、「身をおこし、家をおこし、国をおこす」という縁起の良い名前から大阪名物となり、やがて全国的にも人気となった。
おこしには、もち米とうるち米を蒸し、これを乾燥させて砕いたものを使う。黒砂糖やショウガを入れて固めたものが岩おこしで、少し大きめに砕いたものが粟おこし。原料には粟より高いうるち米を使っているが、あえて『粟』と呼ぶのが「大阪人らしい心意気」だ。
おこし作りのコツは火加減と水加減。絶妙な加減を知る、この道50年の職人がかりっと仕上げる。噛みしめると米の味がし、後から甘みがじわじわと感じられる。深い味わいは、一度食べたら忘れられない。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |