金平糖[緑寿庵清水]
【こんぺいとう】
【全国五つ星の手土産】 近畿 > 京都府
訪れる客は、若い女性から年配の男性までと実に多彩。飾られる金平糖は色彩豊か。可愛らしく、上品でおしゃれな品ばかりである。いかにも今様だが、金平糖は戦国時代にポルトガルから伝わった、歴史的な菓子。そして、高級菓子として貴重な存在だった。弘化4年(1847)創業の緑寿庵清水は、その金平糖のみを製造販売する日本で唯一の専門店だ。
金平糖は、火にかけた大釜の中に、もち米を砕いて0.5㎜ほどにしたイラ粉を入れ、グラニュー糖を溶かした蜜を、かけては乾燥させる作業を繰り返す。完成までに1種類2週間以上もかかるという。レシピはなく「体で覚えるんです。常に変化する金平糖の結晶具合を感じとります」と四代目の清水誠一さん。まさに伝統の職人技だ。この店では、砂糖に天然素材を加えるという、常識を覆す金平糖作りに成功。約50種類を創製したが、すべてがまさに珠玉である。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |