老伴[柳屋奉善]
【おいのとも】
【全国五つ星の手土産】 東海 > 三重県
天正3年(1575)、近江国日野に創業後、戦国武将・蒲生氏郷の松阪築城に伴い、その御菓子司として移転。伝統を守るとともに、若い職人の自由な発想も大切にし続けているが、創業以来の代表銘菓・老伴は、今も発想のみごとさを伝える一品だ。
片面だけの最中皮と羊羹を合わせたユニークなもので、透き通るようなあかね色をした羊羹の表面は糖蜜で固め、中はしっとり。ぱりっとした皮との相性もいい。北海道産の手亡豆と岐阜県産の寒天を使用し、鮮やかな色も天然色素の紅麹が生み出すものだ。皮は上質なもち米100%。中国後漢時代の瓦をデザインした浮き彫り文様は幸福と長寿を意味する。かつては古瓦と呼んでいたが、豪商で茶人の三井高敏により、長く付き合える友・伴侶を意味する老伴に改名されたという。ほかに国学者・本居宣長ゆかりの鈴最中と宣長飴も手みやげにふさわしい。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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全国五つ星の手土産[link] |