なが餅[なが餅笹井屋]
【ながもち】
【全国五つ星の手土産】 東海 > 三重県
笹井屋の創業は天文19年(1550)。交通の要衝として栄えた四日市宿の南、日永の里にあって、名物なが餅の元祖として有名だ。なが餅は地名からの命名だが、形も平たくて長い。このユニークな形は、食べやすく持ち運びやすいだけでなく、平たくのばした両面をしっかり焼くことで日持ちがするという利点から生まれたという。製法は、もち米を搗き上げた餅皮に小豆餡を包み、平たくのばして焼くという、実にシンプルなもの。こんがり香ばしい皮とつややかなつぶ餡がよく調和している。
戦国時代からの歴史を誇るだけに、文章に書かれてきたし逸話も多い。中でも津の藩主となった藤堂高虎が好んだという話はよく知られている。三重川畔に広い敷地を持ち、かつて東海随一とさえいわれた店構えは今はないが、街道から少し入った本店、国道沿いの三ツ谷店とも閑雅な佇まいで、風格が漂う。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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