きよめ餅[きよめ餅総本家]
【きよめもち】
【全国五つ星の手土産】 東海 > 愛知県
古来、人々の篤い信仰を集めてきた熱田神宮。その西門近くに、天明5年(1785)頃、きよめ茶屋が設けられた。やがて廃れたが、その名をいただいて参拝みやげにと新たに作られたのが、きよめ餅だ。これが大変な人気を博し、東門の前に店を構えることになったという。さらに近年では、西門鳥居内に休み処清め茶屋も再興している。そのきよめ餅は、見た目も味もどこか清々しい。小ぶりの長円形に白いすべすべした肌。蒸した白玉粉と餅粉を練り上げた羽二重餅でさらりとしたこし餡を包み、あっさりした甘みだが、味わいは深い。
もう一つ、代表銘菓となっているのが、藤団子。こちらも熱田神宮古来の菓子を復活させたもの。寒梅粉と上白糖で作られる半生干菓子で、小さな環を紐に通した形が独特。上品なパステル調の五色の環とかすかな柚子の香が雅な世界へ誘ってくれるようだ。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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