じろあめ[俵屋]
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【全国五つ星の手土産】 北陸・甲信越 > 石川県
あめの俵屋といえば、金沢みやげを語る上で欠かせない名店中の名店。創業は天保元年(1830)。当時は天保の飢饉の頃で、乳飲み子を抱えながらも母乳が出なくて困り果てている母親がたくさんいた。それを見た初代次右衛門が、母乳の代わりになる栄養価の高い食品を、と考案したのがじろあめの始まりという。
じろあめは、水あめ状のやわらかい飴。良質の米と大麦を原料として一子相伝の製法で作られている。砂糖や人工甘味料、防腐剤など添加物は一切使用していないので、昔から赤ちゃんや妊産婦に、また病人の体力回復などに用いられてきた。最近では健康増進や純粋な自然食としての人気が高い。とろりとして、何ともいえない豊かな甘さがあり、料理の隠し味にも使える。このほか飴の種類は多彩。かたいおこしあめ、それを粒にした俵っ子、おこしあめを白く練り上げた舌ざわりのよい飴ん子などがある。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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